kuroのオススメとか

私が興味を持ったものの感想・レビュー、オモシロイと感じたことを紹介していきたいです。

亡びの国の征服者

Webでの評判が高かったので、読んでみました。期待通りで、王道の正統派小説でした。挿絵が雰囲気があり、素晴らしいです。2巻でやっと、タイトルの「亡びの国」のキーワードが出てきたぐらいで、戦記もののところまでは行かず、まだまだ先が長くなりそうな話です。転生モノですが、転生先の世界には魔法は使えず、中世の世界という感じでした。文章や展開は読みやすく、おもしろいので、タイトルとか気にせず読んでみると良いと思います。

転生して生まれ変わった主人公は、前世の記憶を持ったまま生まれてきます。魔法とかはなくて、現実世界に近い設定の世界に転生したようです。前世の経験、記憶が役に立ったりで、少しチートなところも楽しめました。天文学や数学、種族や宗教、政治とか、今タイムリーなネタで伝染病(天然痘)のこととかでてきておもしろかったです。大鷲に乗るというのは新鮮でした。1巻では、子供のころの話から騎士学園に入学するところまで、2巻では、学園生活かとおもいきや学園生活は少しで、前世の知識を生かして新事業を起こしたり、仲間の話とか感情移入できる話とかででおもしろかったです。

4巻以降から戦争が始まり、この作品の本領発揮です。序盤でおも入れのあるキャラクターの戦記物です!おもしろくて一気読みしてしまいました!

オススメ度:★★★★

タイトル:亡びの国の征服者 魔王は世界を征服するようです

作者:不手折家

挿絵:toi8

出版社:オーバーラップノベルズ

 

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