転生したらスライムだった件
スライムに転生するなろう系の小説でしたが、アニメ化もされメジャーな作品となりました。最初はスライムですが、人にも変われるようになり、仲間ができ、国となり、魔王となっていく、壮大なストーリーをテンポよく描かれており、とても楽しみな作品の一つです。戦闘シーンも様々なスキルや技があり、究極スキルとか迫力があって面白いのです。それ以外も街造りや、異世界料理や娯楽も楽しめ、日本的なものや、近代的なもの、小説の世界でしか実現できないようなことまで、いろいろ良い点を取り入れてあるのがこの作品のおもしろい点です。また、小説版の挿絵のみっつばーさんの絵はロックな絵で最初ちょっととんがっていましたが、巻数が増えるとともに良い感じになっています。
原作小説は、現在18巻まで書籍化されており、続刊中です。16巻まで大きな戦いの一区切りで、17巻は短編集となっており、小休憩という感じです。人間で商人の『ミョルマイルの野望』、愛する人の残滓を求め世界を旅するヴェルグリンドの『遠い記憶』、帝国軍人のカリギュリオ『激動の日々』、原初の青、レインの『青い悪魔のひとり言』です。17巻は短編集ながら各キャラクターの話で結構面白かったです。18巻からは最終章(作者あとがき談)の天魔大戦の始まりで、戦端が開かれたところです。
コミカライズは、現在17巻まで発売されており、もうすぐ18感が出ます。14巻で原作の5巻までの内容です。尚、アニメ版1期がコミカライズ11巻、原作4巻までの内容でした。アニメや漫画は、文字を絵にしたり動かしたり声優が演じたりところに創意工夫が出てきてそれぞれおもしろいです。ちょうど原作の4巻ぐらいから、登場人物も出揃っておもしろくなります。
アニメ版しか見ていない人は、より深い内容が楽しめるので、まずコミカライズ、そして原作小説を読んでみることをおすすめします。アニメは2021年夏から第2期後半が始まるので楽しみです。
おすすめ度:★★★★★
タイトル:転生したらスライムだった件
作者:伏瀬
挿絵:みっつばー
出版社:GCノベルズ
コミカライズ
作者:川上泰樹
出版社:講談社
小説版(原作)
コミカライズ版
アニメ版
より画像転載